¶ プランニング アドバイス

年代別ライフスタイルの特徴

◎20歳代・・・ ファイナンシャルプランニングのスター期であり、貯蓄・運用・保険・カードなどの知識を身につけ、「結婚」というテーマに対する資金準備を検討することになる。また、不慮の事故(リスク)に対する備えをすることも重要となる。

 

◎30歳代・・・家族が形成され、ライフプランが多様化する時期であり、それぞれのプランに応じた資金準備(住宅・出産・教育など)を計画的に行うことが重要となる。また、万が一の場合に備えて保険などで遺族保障を確保しておくことが求められる。

 

◎40歳代・・・住宅ローンや教育資金の捻出などで資金操りの苦しい時期であるが、老後生活を視野に入れた資金計画や保険の見直しなどの検討も始めるようにしていく。

 

◎50歳代・・・子供が成長し家計の負担が軽くなる時期で、老後資金計画を本格的に立てていくが、近年は収入の伸び悩みや早期退職も考えられるので、従来に増して綿密な生活設計が必要となる。

 

◎60歳代・・・生きがいを見つけ、健康で充実した老後生活を送るため、生活資金の手堅い運用、医療、介護の保障などを検討していくべき時期である。

  

ライフスタイル別のアドバイス

① 一般サラリーマン世帯

  ある年齢までは、収入が定期的に増加していく可能性が高いが、失業や収入源ということも想定したリスク管理と家計の見直しが大切である。特に家族構成やローン負担により変動する死亡・医療の適正保障額や貯蓄可能額など、チェックしておきたい。

 

② 共稼ぎ世帯

  ダブルインカムにより収入にゆとりがあるが、リストラや妻の出産という事態による収入減を

想定し、普段から食費・保険・趣味などの支出面に優先順位をつけて、貯蓄の習慣および資産運用管理を身につけておきたい。

 

③ 自営業者世帯

  景気変動により収入が不安定およびサラリーマンと比べ公的保障が少ないという面があり、 加えて事業資金の借入負担などもあることから綿密なリスク管理が重要となる。

 

④ シングルライフ

   結婚しないケースでは、既婚者に比べ外食費や交通通信のウエイトが高く、支出管理がもとねられる。また、死亡保障より医療保障が重要となり、老後設計もいち早く計画的に準備することができる。